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大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス : ミニ英和和英辞書
大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス[だいかいじゅうくうちゅうせん がめらたいぎゃおす]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [かい]
 【名詞】 1. mystery 2. wonder
怪獣 : [かいじゅう]
 【名詞】 1. monster 
: [しし, けもの]
 【名詞】 1. beast 2. brute 
: [そら]
 【名詞】 1. sky 2. the heavens 
空中 : [くうちゅう]
 【名詞】 1. sky 2. air 
空中戦 : [くうちゅうせん]
 【名詞】 1. air battle 2. dog fight
: [なか]
 【名詞】 1. inside 2. middle 3. among 
: [いくさ]
 【名詞】 1. war 2. battle 3. campaign 4. fight 
: [つい]
 【名詞】 1. pair 2. couple 3. set 

大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス : ウィキペディア日本語版
大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス[だいかいじゅうくうちゅうせん がめらたいぎゃおす]

大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス』(だいかいじゅうくうちゅうせん ガメラたいギャオス)は、大映が製作し、1967年(昭和42年)3月15日に公開された日本の特撮映画作品。ガメラシリーズの第3作。同時上映は『小さい逃亡者』。総天然色大映スコープ、87分。
== あらすじ ==
富士火山帯に属する明神礁三宅島雄山が噴火〔明神礁噴火のニュース映像を買って使用した。〕。さらに富士山が噴火し、噴火の熱におびき寄せられガメラが飛来し、炎を食い始める〔1作目の『大怪獣ガメラ』(1965年)のガメラのぬいぐるみを流用した。〕。ガメラの調査のために記者会見が行われ〔「読売ゴルフ場」で撮影された。室内は大映のダビングルーム。〕、取材陣や科学者を乗せたヘリコプターが飛び立ったが、二子山上空で地中から放出される緑色の光を目撃後、突如黄色い怪光線によって真っ二つにされ墜落する。
一方、東名高速道路建設予定地である二子山そばの山村〔丹沢でロケされた。〕では、金丸村長の旗振りのもと、用地賠償金の吊り上げを狙った「反対同盟」の激しい妨害が続いており、早期決着を迫る道路公団開発局〔赤坂の宇部興産事務所ビルで撮影された。〕との間で、工事責任者の堤主任は頭を悩ませていた。金丸村長の孫・英一は二子山を遊び場にしていたが、怪光現象の取材にやってきた新聞記者に案内を頼まれて共に二子山に向かい、不気味な洞窟に入ったところで突然の地震に見舞われる。英一を見捨てて逃げ出した記者は、巨大な手に捕まれ、空中高く持ちあげられる。記者の眼前に迫る、超音波怪獣ギャオスの巨大な顔。記者はギャオスに食われてしまい、続いて英一が捕まえられる。二子山の怪光現象は、富士火山帯の異常活動によって目覚めた怪獣ギャオスの巣穴が放ったものだったのだ。
駆け付けた堤たち建設作業員の目の前で、今まさにギャオスに食われそうになる絶体絶命の英一。そこへ間一髪、ガメラが飛来。ギャオスは甲高く叫ぶとともに、その口から黄色い怪光線が放たれ、光線はガメラの腕を鋭く斬り裂く〔ポンプを使ってガメラの血を噴出させた。〕。調査団のヘリを切断したのはこのギャオスの超音波メスであり、彼らはすべて人食い怪獣ギャオスに捕食されていたのだ。ガメラは英一を甲羅に乗せて脱出し、遊園地で降ろしたあと、海底深くに沈んで傷の治癒に努める。
英一の証言によって怪獣は「ギャオス」と正式に名付けられ、その人肉を好む生態が明らかになり、ただちに防衛隊の空陸一体作戦による戦闘機攻撃が始まった。しかしギャオスの超音波メスの前に、たちまち全滅してしまう。「ギャオスはおやつ前には出てこない」との英一の言葉から、夜行性のギャオスの性質が明らかとなり、堤主任の提案で強力照明弾「AGIL」が使用され、ギャオス封じ込め作戦が採られる。工事現場では作業員の離脱が相次ぎ、堤と熊、八公の3人が残るのみとなった。一方、村でもギャオスのために家畜が全滅し〔馬牧場のシーンは聖蹟桜ヶ丘駅そばにあった牧場で撮られた。「荒木牧場」という名は、湯浅の師匠にあたる島耕二が所有する競馬馬の、所属厩舎の名から採った。馬の群れが逃げるシーンは御殿場でロケしている〕、深刻な被害が地元を襲う。
やがて空腹となったギャオスは「AGIL」照明弾を潜り抜け、夜間名古屋市上空へ侵入〔新宿の夜景映像を使用。〕。名古屋城天守閣を超音波メスで破壊、新幹線の乗客を食らい、蹂躙の限りを尽くす。光に弱いギャオス対策のために、照明を全開にした中日球場が緊急避難所〔エキストラは東京球場で撮影。避難民が芝生の上で空を見上げるシーンは撮影所の芝生で撮影。〕となり、不安におののく大勢の人々。そのとき、ギャオスの前に傷の癒えたガメラが飛来。名古屋上空に、激しい大怪獣空中戦が展開される。ギャオスが腹から出す霧状の黄色い消火液によってジェット噴射を止められたガメラは伊勢湾に落ちるが、ギャオスの脚をくわえ、海に引きずり込もうとする。夜明けが近づき空が赤らみ始めると、ギャオスは頭を紫色に光らせ、にわかに苦しみ出す。ギャオスは苦し紛れに自らの足を超音波メスで切断し、二子山へと逃げ帰るのだった。
翌朝、名古屋港に流れ着き対策本部に接収されたギャオスの片脚は、紫外線を浴びてみるみる縮んでいく。ギャオスは日光、紫外線を浴びると細胞が死滅する完全夜行性の動物だったのだ。その頃ギャオスは巣穴で、失った片足首を一晩で再生させていた。「ガメラは回転しなかったから甲羅の上でも目が回らなかった」との英一の言葉から新作戦が決定。人工血液の噴霧でギャオスをおびき寄せ、ホテルの回転展望ラウンジで目を回させ、夜明けまで足止めさせる「回転作戦」が実行に移される。作戦は成功するかに見えたが、無理な電圧に回路がショート、夜明けまであと少しのところで失敗してしまう。
一方村ではギャオス出現による高速道路ルート変更決定のために、村人たちと金丸村長の仲違いが始まった〔湯浅によると、大映の組合運動がモデルである。〕。激しく責め寄る村人を泣いて追い返す英一に、金丸は欲に駆られた自らの浅ましさを恥じ、英一の言に従って持ち山に火を放ってガメラを呼び寄せることを決意する。激しい山林火災に急行し、胸から黄色い消火液を噴霧するギャオス。そのとき英一たちの目の前に、ガメラがやってくる。英一の声援を背に、ガメラとギャオスの二大怪獣の最後の戦いが始まった。ガメラは切断光線に苦慮しつつも一瞬の隙にギャオスを急襲、背後から首に噛みつく。弱々しくも抵抗するギャオスをガメラは腹で押すようにして飛び立ち、富士山火口に引きずり込む。火口から切れ切れに出る切断光線が、ギャオスの最後を示していた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス」の詳細全文を読む




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